2023年12月21日木曜日

岸田さんの最大の罪

 3か月近く前に「安倍さんの最大の罪!」を書きました。

 岸田さんについては、すでに1年ぐらい前から首相であることが最大の罪、と思うようになっています。

公式会見や議会答弁やぶら下がり取材でも、何を言いたいのかサッパリわからない状態が続いています。残るものが一つもないのです。★

ダラダラとよくしゃべりますが、聴く人に伝わる形では話せているとは思えません。(おもしろいのは、記者たちは、その要点をうますぎる形でまとめて、岸田さんはこう言っていたと言ったり、書いたりするので、そうかと思わされるのですが、本人が本当にそう言っていたのか、言った記憶があるのか、ましてや本気でする気があるのかは別問題の気がします。しかし、聴ける人には聴こえているのかもしれません! 私に岸田さんを聴く耳がないだけで。)

★いま興味をもっている「ストーリー」の大切さの観点からは、彼はストーリーを意識していないことだけは確かな気がします。場当たり的に思いつたことをダラダラと話すだけで。言っている方は、その気になり、聞いている方も、その気にさせる。しかし、中身はまったくない!

 ここからは、岸田さん個人の罪ではありませんが、自民党という集団というか体質の罪なのかもしれないと思うことを、ストーリーに関連づける形で考えてみます。

 いま世を賑わしている「パーティー券」問題です。これは、説明責任の問題などではなく「結果責任」の問題です。自分が政治家の資質を持っていないことを、世に知らしめてしまった、という問題です。自認ないし強制的に辞めさせる以外の選択肢がない。

 このことに関わった人たちは、そういうストーリーを自分が描き出している(実演している)という意識がなかっただけです。結果的には、あまりにも悲惨というか、犯罪的なストーリーでしかないのですから。

 岸田さんも、この犯罪的なストーリーに対して、まったく別なストーリーを提供するチャンスはもっていたのですが(自分も片足というか、両足を同じ問題のなかに入れていたので?)そういうストーリーを野党に対しても、国民に対しても示す選択をしませんでした! 私たちは、常にどういうストーリーを紡ぎ出すかの選択肢はもっているし、それを使うかどうかの判断もしている、ということだと思います。こういうこと、日本の教育のなかでは教わる/扱っているでしょうか?

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