https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20230702-00356163
ポイ捨てされた「タバコの吸い殻」はどれくらいの「毒性」があるのか
先日、京都市にある私立水族館で、屋外に置いていた水槽の魚類がほぼ死んでしまったという。水槽内を調べると、タバコの吸い殻が1本出てきたということで、これが原因だった可能性がある。同水族館では一時、展示を中止することにしたそうだ。
海水浴場へ行くと、よくタバコの吸い殻を見つける。シーズンではない清掃前は特にひどい。こうしたタバコの吸い殻は、浜辺で吸われてそのままポイ捨てされたものもあるが、多くは繁華街などの街中でポイ捨てされ、それが排水口から河川を経て海へたどり着き、浜辺に漂着したものだ。
タバコの吸い殻は小さくて軽く水に流れやすいため、雨が降った後などは特に海へ流れ、浜辺を汚染する。喫煙者はよく道路脇の排水口をめがけてポイ捨てするが、そのタバコの吸い殻がやがて海へ至り環境を汚染することを知っているのだろうか。
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冒頭の京都の私立水族館の事例が、タバコ1本でのことかどうかわからないが、タバコの吸い殻にはニコチン以外にも多くの有害物質が入っていて、ヒ素、重金属類、多環芳香族炭化水素といった有害物質が検出される(※4)。それは加熱式タバコの吸い殻でも同じで、水族館で魚が死んだ原因についても十分な可能性がある。
毎年、世界で約6兆個のタバコの吸い殻が生まれ、そのうちの4兆5000億個がポイ捨てされ、タバコの吸い殻やタバコ由来の廃棄物は世界の海岸で清掃された総廃棄物の19〜38%と見積もられている(※6)。1年のタバコ生産量の3/4が吸い殻としてポイ捨てされるとすれば、日本の場合、年間1000億本以上がポイ捨てされているというわけだ。
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ちなみに、亡くなられた安倍さんの口癖の一つが「美しい国・日本」でした。
おそらく彼は、街を歩いたことがなかったのでしょう。車の移動ばかりで。
どこを歩いても、たばこの吸い殻だらけで、歩いていたら、とても「美しい国・日本」というキャッチコピーは出てこないはず!
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では、『ギヴァー』のコミュニティーでは、たばこの吸い殻問題はあるでしょうか? そもそも、たばこは吸われているでしょうか?
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