金額面で脚光を浴びましたが、他にもいろいろと大きな影響があります。
・97%は後払い → 球団はその資金で、他のいい選手と契約できる。
・山本選手の勧誘をはじめ、積極的にチームづくりに貢献している → これは、ほとんど大谷が球団の経営に参画し始めたことを意味する?
・オウナーと編成本部長が役職を退くと、大谷は契約を破棄できる条項も含まれている → これは、これまで6年間のエンジェルズで学んだことの一つ。そして、まさにこれら3つによって、大谷選手はプレーイングマネジャーならぬプレーイング・オウナーになった!?
3つ以外に、考えられるものはあるでしょうか?
このような契約形態をとったことは、MBLに及ぼす今後の影響は絶大であるだけでなく、スポーツ界全体にも計り知れないものがあると思います。
これを学校教育に応用すると、どういうことになりえるでしょうか?
まず、何よりも前回の「日大アメフト部問題」で書いた、学生や大学(ないしアメフト部)側との関係を契約制度にしていたらどうなっていたか、と考えてしまいました。そして、より一般的には、
・生徒と教師の関係も、契約関係で捉えられないでしょうか?
・教師と学校(校長)の関係も?
現在は、こういったことが極めてファジー(曖昧)なので、関係者全員が成長することを阻んでいます。結果的に、学びの質も量も極めて貧困な状態が続いています。大谷選手が言ったように、「勝つために、チームが一丸となって最善を尽くす」ことが実現している学校を探すことは至難です(大谷選手は、それがエンジェルズではできないと判断して、離れました)。
もちろん、学校の場合は「勝つ」ことが目的ではなく、「子どもたちの学びの質と量を最大化」するためです。しかし、それには「教師(中心に、学校に関わる大人たち)の学びの質と量を最大化」することが不可欠です! このことを実現するために、上記の2点を真剣に考え始めなければ、学校教育がよく変わっていくことは期待できないように思います。
給与の1%を球団のチャリティーに寄付する条項も盛り込まれていました。大谷翔平投手に続き、異例の契約が相次ぐ気配も。
返信削除これを学校に当てはめると、どういうことになるでしょうか?
削除https://news.yahoo.co.jp/articles/c40eced959ac0a9344e628a7a8f000397751a382
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