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2009年9月30日水曜日

訳者の島津です

はじめまして、『ザ・ギバー』新版の翻訳を担当しました、島津やよいです。
代表の吉田さんからご招待をいただいてビックリしています!
このようなすばらしい「復刊プロジェクト」が始動していたなんて!!

さて今回の新訳、「訳者として」コメントせねばならないところではありますが、
まずは私自身の『ザ・ギバー』体験から述べさせてください。
それはまさしく、
「はじめ??? なか!!! 赤子が泣いて自分も泣く」。
(あ…意味不明でしょうか。
ごはんを炊くときの「はじめちょろちょろ、なかぱっぱ…」のダジャレです(恥))

つまり、愛読者のみなさんには先刻ご承知のことと思いますが、
最初は「舞台装置」のしくみがわからなくて、じりじり。
それが 半ばをすぎると「おお…!!!」という感動が湧いてきて、
ラスト、赤ちゃんのゲイブがしくしく泣くあたりになると、
もう涙がとまらないのでした。
そして、翻訳しながら上記のプロセスを体験したので、
一つひとつの段階がとても濃密で、
何か、〈ギバー〉と同じように「荷物」(重たいだけでなく、意義深い)
を新たに背負ったような気持ちがしました。

このすばらしい作品世界を、一人でも多くの方の心に届けられたら、
訳者としてこれほどの幸せはありません。

…書き続けるといくらでも長くなってしまいそうなので、
まずはこのくらいで、ご挨拶にかえさせていただきます。
プロジェクトの成功を心よりお祈り申し上げます。

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