ロイス・ローリーのサイトを見て、彼女が『ザ・ギバー』を書いたテーマは「どこか自分とは関係ないところ」「違うところ」(Elsewhere)だと知りました。
この本だけではなく、彼女はこのテーマをどうもずっと引きずっているようにさえ思えます。
そして、その出発点はどうも日本だったようです。
彼女のお父さんは戦後すぐ、軍医として日本に来ており、彼女も11~13歳まで、いまの代々木の「国立オリンピック記念青少年総合センター」あたりで過ごしたそうなのです。好奇心旺盛だった彼女は、その占領軍家族の専用居住区を抜け出して、頻繁に渋谷を訪問していたというのです。彼女にとっては、まさに「別世界」を。
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