ずさんな「原子力ムラ」のインタビューをラジオで聞いてから、飯田哲也さんと広瀬隆さんの原発関連の本を読んできました。(広瀬さんは、「ムラ」ではなく「マフィア」と呼んでいます。)
広瀬さんの本は、それが事実なら「恐ろしすぎる」という内容です。
現実は、広瀬さんたちが情報発信しているのと、原子力マフィアやムラの住人たちが発信している真ん中あたりにあってほしいと願いたいです。(マスコミも含めて、ちゃんとした情報が流れてこないので、判断のしようがありません!! 信頼性が感じられる情報が得られないことほど、恐ろしいことはありません。)
数日前には、「食品に含まれる放射能の新基準値が1日から適用される」というニュースが流れました。基準は、これまでの5分の1、4分の1となったというのです。
早速、今日のニュースでは、その基準値を超えた食品があると報道されていました。
これじゃ、文科省がポンポン変える「基礎・基本」(学校で教える内容や量)と同じで、「その前に食べてしまったものはどうしてくれるの?」と聞きたくなってしまいます。「誰が責任取るの?」 4月1日を境に、人間の身体が基準値を変換してくれるわけじゃないし・・・
そして、今日は「放射能汚染水、また海へ流出か 福島第一原発」というニュースも。
こんなずさんな状況で(それも、これをあと何年も続けることが、ほぼ見え見えの状況で)、他の原発を再開しようと言っても、ほとんど説得力があるとは思えません。極めて大事な「後始末」を含めた日本の原発技術というのは、このレベルでしかないのでしょうから。
心配するだけ無駄でしょうか?
今度は、未熟な政権がさらに追い討ちをかけています。
返信削除よほど、「原子力ムラ」というか「原子力マフィア」の圧力は強いようです。(というか、すでにメンバーに含まれているのかもしれません。)
しかし、原発を抱える首長たちは、冷静というか住民(一般市民)の立場に近いコメントをしています。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120406/dst12040622480018-n1.htm
政治家は、産業界それも電力業界の代表なのではなく、国民の代表であることを思い出してほしいです。