本は、『アイデアたまごのそだてかた』コビ・ヤマダ文、メイ・ベソム絵です。
こういう感じではじまります。
あるひ、ちいさな アイデアが うまれた。
「どうして こんなこと、おもいついたんだろ?」
うまれたての アイデアたまごを ながめながら、
ぼくは くびを ひねった。
最初のうちは、僕とは関係ないと、その卵を放っておいた。
でも、アイデアたまごは ぼくに ついてきた。
友だちに見られたら、と不安になって、たまごを隠したりしたが・・・・、でも
アイデアたまごの ちかくに いると、げんきが でて、
しあわせな きもちに なったんだ。
そして、友だちになった後、みんなに見せに行ったが、
「きみの わるい たまごだなあ!」
「きたい したって、なんにも うまれて きやしないさ」
と言われて、僕の勇気もしぼんだ。
でも、そのとき、はっと きづいたんだ。
いったい みんなが なにを しっているんだろう?
これは ぼくの アイデアだ。
みんなと ちがってたって、かわってたって、
ちょっとばかり おかしくたって、かまうものか!
そして、たまごはドンドン大きくなって、僕は、前よりもずっとアイデアたまごが好きになった。
そして ついに あのひが きた。
アイデアたまごが とつぜん へんしん したんだ。
アイデアたまごは ・・・ あたり いちめん いろを ふりまきながら、
そらへ すいこまれて いった。
ぼくの となりから、アイデアたまごは きえた。
でも、いなくなった わけじゃ ない。
アイデアたまごは せかいと ひとつに なったんだ。
あたらしい せかいは、ぼくに おしえてくれた。
アイデアたまごは だれの なかにも いるってことを。
そう、きみの なかにも。
いったい、なんのために だって?
せかいを かえるためさ!
どうですか、『ギヴァー』と比べて?
そして、裏表紙には、以下のようなことが書いてありました!!
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