オードリー・タン氏が描く世界 民主主義再生へ道示す CIVIC×GOVテック(番外編)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66363840Y0A111C2I00000/
日本経済新聞 電子版
シビックハッカー(市民技術者)の象徴的人物といえば、台湾のIT大臣、オードリー・タンさん(39)の名があがる。日本では新型コロナウイルス禍におけるマスク在庫情報サイトの活用などで知られるが、タンさんの真価はITスキルだけにあるのではない。テックの明日と民主主義の未来――。それらを一つの思想として思い描き、社会に具現化しようとしている点にある。
「みんなが善意を持てば世界は魔法のように良い場所になる――。私もそんなことを無邪気に信じているわけではない」。10月17日、オンラインで開かれたシビックテックのイベント「コード・フォー・ジャパン・サミット2020」の冒頭で、タンさんは日本のシビックハッカーたちにこう語りかけた。
「それでも、デジタルスペースには好意の『足跡』を残すことができる。人々がネット上で貢献を続けることで、好意は分散型台帳のように消えない形で記録され、社会に信頼が蓄積されていく」
なかなか、日本も、ギヴァーのコミュニティーも、こういうタイプの人をいかす社会ではありませんが・・・・テクノロジー(IT)は、これまでとは違った可能性を提供してくれるかもしれません。それも、使い方次第だとは思いますが。
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