『死神さんとアヒルさん』は、残念ながら『ギヴァー』と関連のある本に含めることはできませんでしたが、なかなかの内容(テーマ)の本です。ぜひ、ご一読を!!
それに対して、『かべのあっちとこっち』ジョン・エイジ―作は、まさに『ギヴァー』の世界(ということは、日本!)を見事に描き切っている絵本といえます。しかも、単純明快に。
ギヴァーのコミュニティーにも、日本にも、分厚くて、高い壁が存在します。そして、圧倒的多数の住民は、その壁の「こっち」の方が安全だと信じ込んでいます。
しかし・・・・実は・・・あとは読んでのお楽しみ!
ジョナスは、より安全な「いずこ」を求めて、命を懸けてコミュニティーを脱出しました。そして、どうやら続編を読むと、その「いずこ」=「あっち」には行き着いたようです。
いま日本は(世界は)コロナに襲われています。しかし、多くの人は、そんな中でも、壁のこっち側の方が安全だと思い続けてきました。何といっても、感染者数が絶対的に少ないのですから。
しかし、数十日後には、あまり高くない壁が一層低くなって、大量の外国人が日本に流入してきます。さて、どういうことが起こるでしょうか?
ちなみに、壁のこっちとあっちに描かれている動物たちから、あなたは誰を連想しますか?
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