★本ブログへのご意見・ご感想などは giverprojectjapan@gmail.com までどうぞ。


2021年6月2日水曜日

『ギヴァー』と関連のある本129

 『死神さんとアヒルさん』は、残念ながら『ギヴァー』と関連のある本に含めることはできませんでしたが、なかなかの内容(テーマ)の本です。ぜひ、ご一読を!!

 それに対して、『かべのあっちとこっち』ジョン・エイジ―作は、まさに『ギヴァー』の世界(ということは、日本!)を見事に描き切っている絵本といえます。しかも、単純明快に。

 ギヴァーのコミュニティーにも、日本にも、分厚くて、高い壁が存在します。そして、圧倒的多数の住民は、その壁の「こっち」の方が安全だと信じ込んでいます。

 しかし・・・・実は・・・あとは読んでのお楽しみ!

 ジョナスは、より安全な「いずこ」を求めて、命を懸けてコミュニティーを脱出しました。そして、どうやら続編を読むと、その「いずこ」=「あっち」には行き着いたようです。

 いま日本は(世界は)コロナに襲われています。しかし、多くの人は、そんな中でも、壁のこっち側の方が安全だと思い続けてきました。何といっても、感染者数が絶対的に少ないのですから。

 しかし、数十日後には、あまり高くない壁が一層低くなって、大量の外国人が日本に流入してきます。さて、どういうことが起こるでしょうか?

 ちなみに、壁のこっちとあっちに描かれている動物たちから、あなたは誰を連想しますか?


0 件のコメント:

コメントを投稿