最近、あまり更新していないブログを見かねて、娘が書いてくれました。
本は、『アルケミスト ~ 夢を旅した少年』 パウロ・コエーリョ著。
ギバーとの類似点は、まず、当たり前な日々の生活の枠から出ると決めること。
ただし、アルケミストはそこからストーリーが始まり、ギバーはそこでストーリーが終わっている。
ギバーの中で色が見えず、与えられた仕事を12歳の時から続けている人々はアルケミストの中では少年サンチャゴの父であり、途中で出逢うクリスタル屋の店主であり、途中に出逢う商人たち。彼らは何の疑問も持たずにその日々をこなしている。あるいは、疑問を持っても、それを深く追求しない。
少年サンチャゴは羊飼いの家に生まれ育ったけれども、もっと広い世界が見たいという想いから旅立ち、エジプトのピラミッドに彼を待つ宝物を探しに出発する。
ここで「何かを強く欲望めば宇宙の全てが協力して実現するように助けてくれる」ということ「前兆に従うこと」という錬金術師のセリフを少年は体験していくことになる。
錬金術師はある意味、ギバーに出てくる長老と同じような位置づけで少年を導くガイド役なところも似ている。
まだ見ぬ大切なものを探しに旅立つ、その中に人生が凝縮されている感じも似ている。それをサンチャゴは実体験として体験し、ギバーの主人公は長老の話を通して体験する。どちらも少年が様々な体験をしながら成長していく過程が描かれていて、最終的には答えは自分の中にあると気づく。
メッセージとして印象的なのは、自分の心に耳を傾けること。そして、自分の意志を持つことの重要性。
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