『戦争で死んだ兵士のこと』小泉吉宏さく
表紙に、飼い犬の姿が。
待っていた飼い主は戻ってこない、という意味??
『ギヴァー』の中で、ギヴァーがジョナスに戦争の記憶を注入する場面が出てきます。
あのシーンで死んだ兵士の記憶を辿ると、この絵本になるのでは、と思いました。
誰にも歴史というか、記憶があるということがわかり、かつ「召集」という一つの巡り合わせで、ハッピーな生活から生死の境をさまよう生活に入っていくことがわかる絵本。
結局、表紙の犬とはどういう関係かは、絵本を読み終わってもわかりませんでした。
でも、待っている人は永遠に帰って来ないことを象徴しているのかも。渋谷のハチ公のように。
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