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2015年10月13日火曜日

『ギヴァー』と関連のある本 108

絵本『だって・・・』石津ちひろ・作、下谷二助・絵です。

内容が言わんとしていることは・・・・

二助: 子どもって、勝手気ままに反発するでしょ。ワクをはめようとする大人とぶつかるのは当然なんだろうね。そういうところに生まれてくる「だって」というセリフがね、たくさんきこえてくる生活というのはさ、ある意味でとってもすばらしいことなんじゃないでしょうかね。だから「だって」がなくなってしまうっているのは・・・・。

ちひろ: いっけんスムーズみたいだけど、じつは・・・・。

二助: じつは「だって」の大切さをね、見失っちゃってるというね。

ちひろ: 「こういう人なのね」ってあきらめちゃうと、おたがいに「だって」っていわなくなるんじゃない?


以上は、作者二人の対談の形で、本の内容を解説してくれているものの引用でした。

最後の「人」は「組織」や「社会」に置き換えられてしまいます。
ギヴァーのコミュニティでは、すでに「だって」が完全に証明した社会です。
日本は大丈夫でしょうか?

ラグビー日本代表ヘッド・コーチのエディー・ジョーンズさんは、「日本では高校、大学、トップリーグでも高いレベルでパフォーマンスする指導ができていない。規律を守らせるため、従順にさせるためだけに練習をしている。それでは勝てない」と、「だって」思考で枠を出た発想と行動を起こさないと、失うものが多いことに警笛を鳴らしています。

ギヴァーのコミュニティで、唯一「だって」を言い、そして行動したのはジョナスでした。

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