『あなたの知らない政治家の世界 ~ スウェーデンに学ぶ民主主義』を読んで、改めて同じ「民主主義」という言葉では語れないと思ってしまいました。
片や、試行錯誤の末にベストを模索し続ける社会であり、片や、机上の空論としてしかそれが存在しない社会です。
主には、3つの点で学びたいです。
・情報公開 ~ ここ数年、日本国民は安倍さんの情報隠しに嫌気がさしています。自分に都合の悪い情報は、官僚を巻き込んで開示しません。それでは、まともな政治などが行われようがないのに。日本社会は「従順/服従/忖度」社会であること証明しただけでなく、それをより強固にした方がいいということをモデルで示しているようなものです。(民主主義社会とは逆さまな状況です!)
・オンブズマン制度 ~ これが、国レベルでも地方レベルでも機能しているとは言い難い状況が続いています。
・地方議員のほとんどはボランティア ~ これは、本からではなく、実際に90年代にスウェーデンを訪ねて知ったことでしたが、別な観点からの情報を得られました。今の日本では地方議員のなり手が急激に減少していると言います。職業議員ではなくて、ボランティア議員制に転換すれば、誰にとってもいいのではないかと、この制度を知った20年以上前から思っています!(国政も、日本の議員たちが大したことがやれているとはまったく思えませんから、あの井上ひさしさんが提案した「タッチ制」でいいと思っているぐらいです! https://thegiverisreborn.blogspot.com/search?q=%E5%90%89%E9%87%8C%E5%90%89%E9%87%8C で関連記事が。)
でも、政治家と一般市民との関係は、会社等の組織の重役と社員、学校の管理職と生徒(教師は、どっちに入る?)、家庭や地域の中の人間関係と構造的に同じということです。別に、日本の政治家だけが突出しておかしいのではなく! ぜひ、この本を読みながら、ありたい姿/あるべき姿を考えてみてください。
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