アラスカ沖のアリューシャン列島で夏に起こる現象を、テレビで見ました。
地元の漁師たちも見たことのある人はいないという幻の現象。
数万の鳥たち、ニシン、そして鯨たちがオキアミを食べる現象です。
鳥たちはオーストラリアのタスマニアから、鯨はメキシコのカリフォルニア半島沖や小笠原諸島から、そして現象が終わったころにおこぼれに預かりにやって来るアホウドリは伊豆諸島の鳥島から来るそうです。
それだけのオキアミが大発生するのは、アリューシャン列島が火山島であり、雪解けの水がミネラル豊富な土を削って海に流れ落ち、豊富な植物性プランクトンや動物性プランクトンが大発生するからだそうです。
数日前に紹介した『サルが木から落ちる』で紹介されていた熱帯林の中の「つながり合い」や「絆」とはスケールが違う、地球規模の「つながり合い」と「絆」を感じました。
とは言っても、つながりや絆の規模が問題なのではないと思います。
ジョナスが、最終章の雪の山に至る前に、自然の森に遭遇したのは、何か象徴的なことのような気がしています。
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