Nさんには前から紹介してあったのですが、なんと日本を離れる当日に、それもわずか2時間で読み終えてしまったそうです。(その間、6歳の娘はいったいどうしていたのかな、と心配になってしまいました!)
家から成田、成田空港内で読み終えたから、2時間くらいかな。
ハクスリーの「すばらしい新世界」的な印象を受けた。
逆ユートピアをシニカルに描いている近未来SF。
感情を抑制する薬も、「ソーマ」みたいだなと思った。
ただ、記憶を中心的テーマにおいたのが面白いなぁと思った。
多くの人で記憶を共有できれば、レシーバーが痛むことも
なくなるわけで。
これって世界平和に繋がる壮大な話だなぁと。
ただ、後半、主人公ジョナスが脱走を決意した時点で、残りの
ページ数が少ないのにびっくりした。
え、え、このページ数でコミュニティの問題に対する答えは出るの?
って。
で、案の定、コミュニティと主人公との対立などは描かれることなく。
フランダースの犬っぽい、主人公ジョナスにだけ焦点があてられた
終わりとなってました。
うーん、欲を言えば、コミュニティに対するもっと核心的な答えが
欲しかったかな。
でも、本自体はすごく読みやすくて、テンポよくて、読んでて
きもちよかったです。おもしろかった!
Yさん、サンクス!!!
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