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2011年2月22日火曜日

『ギヴァー』読みました

Nさんには前から紹介してあったのですが、なんと日本を離れる当日に、それもわずか2時間で読み終えてしまったそうです。(その間、6歳の娘はいったいどうしていたのかな、と心配になってしまいました!)


家から成田、成田空港内で読み終えたから、2時間くらいかな。

ハクスリーの「すばらしい新世界」的な印象を受けた。

逆ユートピアをシニカルに描いている近未来SF。

感情を抑制する薬も、「ソーマ」みたいだなと思った。

ただ、記憶を中心的テーマにおいたのが面白いなぁと思った。

多くの人で記憶を共有できれば、レシーバーが痛むことも

なくなるわけで。

これって世界平和に繋がる壮大な話だなぁと。

ただ、後半、主人公ジョナスが脱走を決意した時点で、残りの

ページ数が少ないのにびっくりした。

え、え、このページ数でコミュニティの問題に対する答えは出るの?

って。

で、案の定、コミュニティと主人公との対立などは描かれることなく。

フランダースの犬っぽい、主人公ジョナスにだけ焦点があてられた

終わりとなってました。

うーん、欲を言えば、コミュニティに対するもっと核心的な答えが

欲しかったかな。

でも、本自体はすごく読みやすくて、テンポよくて、読んでて

きもちよかったです。おもしろかった!

Yさん、サンクス!!!

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