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2012年9月21日金曜日

『ギヴァー』と関連のある詩


 しばらく前に、「何も心配する必要のない社会」を描きたくて『ギヴァー』の前半というか、3分の1ぐらいは書いた、というようなことを著者のロイス・ローリーさんが語っていたことを書きました。

 そこで描かれている社会と、谷川俊太郎さんの有名な詩「生きる」を比較しておもしろいことがわかりました。

 谷川さんの詩にあるものが、何一つジョナスのコミュニティには存在しないのです。

 谷川さんの詩には書いてありませんが、ジョナスのコミュニティにあったのは「川は流れる」ということ、ぐらいです。

 ということは、「何も心配する必要のない社会」=生きていない社会。

 なんと恐ろしいこと!!!



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