『やくそく』二コラ・デイビス作、『くまさぶろう』もりひさし/ユノセイイチ の2冊です。
まずは、『やくそく』から・・・・
わたしは、スリだった。
じぶんと同じように貧しい人たちから物を盗んで、生きていた。
ある晩、暗い通りで、一人のおばあさんに出会った。
カバンをひったくろうとすると、おばあさんが言った。
「おまえさんにやるよ。これを植えるって約束するんならね」
あの時、おばあさんと交わした「約束」。
その意味に気づいた時、少女は、それを守るために動き始めた。
ちょっと、似ていると思いませんか?
『くまさぶろう』
はじめのころ、くまさぶろうは、
それほど、上手などろぼうではありませんでした。
それが、徐々に腕をあげて、人の気持ちを盗み取ることができるようになりました。
そして、くまさぶろうは泣きたい子どもの気持ちや、悲しい心を盗んで歩くのです。
世界中に 一人きりいないくらいの、素晴しいどろぼうの名人になったのです。
こちらも、ちょっと、似ていると思いませんか、ジョナスに?
ちなみに、これの絵は「超下手」ですが、それがなんとも味わいを出しています。というか、下手という概念を見事に転換してくれる絵です。この絵だから、この作品にあっているとさえ思えます。
3冊目として、『てん』も思い出しましたが、すでに
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