『ギヴァー』は、ジャンル的にはSFに含まれるそうです。(私は、個人的にまったく、それは意識していません! ほとんど、どうでもいいこと、です。)
でも、日本のSFの草分けの一人であり、大家の一人の小松左京(『日本沈没』などの著作がある)が、SFについて次のようなことを書いていたのを見ると、ウ~ン、確かに、と思うところがあったので、紹介したくなりました。(確かに、『ふたりの星』、『サイレントボーイ』とは異なり、『ギヴァー』もSFであるがゆえにできたのだと思いますから。)
SFとは思考実験である。SFとはホラ話である。SFとは文明論である。SFとは哲学である。SFとは歴史である。・・・DFとは芸術である。SFとは地図である。SFとはフィールドノートである・・・。
いや、この歳になった今なら、やはりこう言っておこう。
SFとは文学の中の文学である。
そして、
SFとは希望であるーーと。(小松左京著、『SF魂』178ページ)
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