どこか、『フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし』レオ・レオニと似ているところのある本(他に、あるでしょうか?)
ライオンは、こうである/こうせなくしゃ、という固定的な見方があります。
でも、やさしいライオンなんているでしょうか?
それが、ライオンのレオナルド。
アヒルにあいさつし、詩をつくったり、いっしょに遊んだり、散歩したり、願いことをしたり・・・丘に登って考えたり。
ライオン仲間はレオナルドに、「おまえも ライオンだろう。どうもうに なるんだ!」と、本来のライオンのあり方を迫ってきました。
しかし、レオナルドは、友だちのアヒルのマリアンヌと考えた末に、
「きみは きみらしく ぼくは ぼくらしく」でいいということに行き着きます。
「ライオンとは、こういうものだ!」なんて ほんとは ないんだ・・・・。
「きみは、どう おもう?」 で、この絵本は終わっています。
この本は、空想が好きな人びと。そして自分自身でものを考える人たちに捧げられています。
どこか、『ギヴァー』にも似たようなところ あると思いませんか?
ギヴァーのコミュニティーでは、14歳で、一人ひとりのコミュニティーのメンバーは何になるかを決められ、そして全員がその後は、それに従って生きていくことになります。しかし、ジョナスはギヴァーになるトレーニングを受けている間に、「ぼくは ぼくらしく」を選択して、コミュニティーを飛び出す選択をしました!
0 件のコメント:
コメントを投稿