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2023年4月1日土曜日

エイプリルフールから「クリティカルな思考」について考えた

いまとなっては、ハロウィンやヴァレンタインデーなどと比べると、エイプリルフールはマイナーな存在になっているでしょうか?(私が小学生だった頃~60年前は、輸入物のイベントはエイプリルフールぐらいしか知られていませんでしたから、けっこうみんなで噓の付き合いをしていました! そういえば、クリスマスはありましたが、いまほど商業的ではなかった気が・・・ということは、すたれるか栄えるかの分かれ目は商業的に取り上げられるか否かということ?)

 それでは、かなりまずいと思うのですが、クリティカルな思考を大事にしない日本社会では、誰かに頼る部分が大きく、商業資本の力が大きいままが続きます★。クリティカルな思考は、「批判的思考」と日本では訳されがちですが、それでは2~3割しか当たっていません。残りの部分は「大切なものを見極める力と、その逆の大切ではないものも見極める力」が占めています。

 この思考法というか能力は、人が生きていく際のすべてに関係しています。選択のことですから。何の昼食を摂って、何は摂らないのか。どのルートを通って何時までに通勤(通学)するのか、それともいつもと同じルートと時間のままか。誰とは話をして、誰とは話さないのか。どの本は読んで、どれは読まないのか。どの候補者(政党)を選んで、どれは選ばないのか・・・・などなど。http://thegiverisreborn.blogspot.com/2011/04/blog-post.htmlと深く関連します。

 クリティカルな思考は、21世紀に不可欠な「4つのC」の能力といわれて久しいのですが、日本では他の3つ(コミュニケーション力、コラボレーション=協働する力、クリエイティブ=創造力)ほど脚光を浴びることがありません。(中身を理解していないこと=訳語の誤りと、それの育て方が分からないことが原因にありそうです!)

 

★この要素を見事に描き出した図があります(出典:『あなたの授業が子どもと世界を変える』)

ほかには、ユーモアをどれだけ大事にするかとか、ユーモアが分かるのかとも関係すると思います。そのほかに考えられる要素には、どんなものがあるでしょうか?

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