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2013年5月24日金曜日

セクハラ



 これって、どこか橋下さんの「慰安婦」発言に通じる部分が・・・★
 しかも、記事に書いてあるように、日本柔道は、数ヶ月前に15人の女子選手たちがコーチ陣を告発したばかりでした。
 これは、柔道に限らず、日本の多くの組織や村(原発村も含めて)に巣食っている悪い病気の一つのような気がします。この場合の「これ」は、「強い/上の立場いる者のやりたい放題」と「弱い/下の立場にいる者の泣き寝入り」の状態のことを指しています。
 こちらのニュースとも関連します。
 悲しいかな、こういうのが後を絶たない体質を私たちの社会はもっているということです。

 こういう問題というか病気というか体質は、「ギヴァー」のコミュニティにもあると思いますか?

 柔道の1992年バルセロナ五輪銀メダリストの溝口紀子氏(41)は23日、都内で開かれたシンポジウムで、全日本柔道連盟(全柔連)の現職理事が柔道関係者の女性にわいせつ行為をした疑いがある、との事例を報告した。
この女性は全柔連のセクハラ防止対策の作業部会に、「泣き寝入りしたくない。本人に(事の重大さを)自覚してほしい」と訴え、理事の名前を明らかにした上で厳しい対応を求めた。この理事は同日夜、読売新聞の取材に対し「分かりません。2年前のことは覚えていません」と話した。
 溝口氏と、元選手のこの女性から相談を受けた境田正樹弁護士らによると、30歳代の元選手は2011年12月、大会の打ち上げ後、都内の地下鉄駅エレベーター内で70歳代の男性理事と2人きりになった際、無理やり体を触られるなどしたという。元選手はトイレに逃げ込み、携帯電話で友人に助けを求めたところ、トイレ前で理事が「出てこい」と叫んでおり、友人と2人で近くの交番に駆け込んだ。被害届は出さなかったという。
 被害にあった後、全柔連の別の理事に訴えたが取り上げてもらえず、溝口氏らに相談してきたという。全柔連がセクハラ防止対策を行う作業部会を作ったことを知り、約1年5か月後に告発へ踏み切った。同部会は週明けに開かれる。静岡文化芸術大学准教授を務める溝口氏は「(暴力問題を告発した15人の女子選手に次ぐ)16人目の告発というか、爆弾発言になるかもしれない」と切り出し、終了後は「全柔連の一部の理事は知っていたはず。自浄能力がないのは自明」と語った。(2013年5月24日08時47分  読売新聞)


★ 橋下さんは、いろいろなことを悪くしようと思って発言したわけではありません。彼の倫理観から物事(誤解)を正そうと思っての発言だったとは思いますが・・・、本人も思わぬ結果(維新の会の支持率低下や想像もしていなかったロシアの反応まで。それも領土問題まで出してきてしまったのです!!)を招いてしまい、さぞビックリしていることと思います。これで、軽薄な発言の自粛につながるでしょうか? それは、無理でしょう。石原さんにしても、他の多くの政治家にしても、すでに自分で自分に課した役割の一部になってしまっていますから。

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