9月から10月にかけて、犬をテーマにしたブック・プロジェクト★をしました。
きっかけは何だったのか、今は忘れてしまいましたが、インパクトのあったもの(ギヴァーとの関連のありそうなもの)を何冊か紹介します。
ギヴァーのコミュニティには、犬を含めて、人間以外の動物はいっさいいません。
その是非も考えさせられました。
ジョナスは、最後の方で、鳥の存在を知り、実際に鳴き声を聞いて、とても癒されたような記憶があります。ギヴァーのコミュニティには、鳥やその他の動物は戻ってくるのでしょうか?
1冊目は、かなり刺激的なタイトルの『ヒトはイヌのおかげで人間になった』ジェフリー・マッソン著です。(左の数字は、ページ数です。)
61 「人間と犬は非常に長い共生関係にある。犬は人間のために異変などを警告し、追跡と狩りの補佐を務め、生ごみを処理し、湯たんぽになり、子どもを守りつつ子どもの遊び相手になった。人間は犬に食べ物と安全を与えた。その安定した関係は10万年→1.5万年ほど続き、完新世に相互家畜化の域に達した。人間は犬を家畜化し、犬は人間を家畜化したのである」
63 私はもっと深いところで人間に影響を与えたと考えている。愛情、親しみ、友情を感じる私たちの能力は、犬のおかげで発達したのではないだろうか。
86 同情と共感、素朴な友情と交友の喜びはいつしか深まり、なくてはならない存在になって行った。私はそれを愛と呼びたい。
87 犬が人を人間にした。愛し、共感し、信頼し、遊び、謝り、ある意味では意思を伝えることまで、非常に大切なことを犬に教えてもらった。少なくともその能力を高めてもらった。
101 人間は言語や人種、宗教、民族、収入、教育、社会階級などの違いによる隔たりをいまだになくせずにいるが、犬となら隔たりを越えられた。私たちは新しく望ましい方向を犬に教えてもらっているのである。
131~8 人と犬がたがいに学んだこと
・ 寛容さ
・ やさしさ
・ 好奇心 ~ 新しいもの好き
・ パートナーシップ
・ 思いやり
・ 従順さ
・ 援助
・ 笑い
このリスト、すごいと思いませんか??
★ テーマや作家などでたくさんの本を読み漁ることです。
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