★本ブログへのご意見・ご感想などは giverprojectjapan@gmail.com までどうぞ。


2014年11月26日水曜日

『あなたの犬は「天才」だ』



犬のブック・プロジェクトの第3弾です。

ブライアン・ヘア&ヴァネッサ・ウッズ著のこの本でも、人間が犬を家畜化したことよりも、人間が犬に家畜化されたことによる影響の方が大きいと見ています。

30 天才の2つの基準
1.同種の、あるいは近縁の種の他者とくらべて高度な知的スキル
2.自発的に推理する能力

 北極圏と南極圏を行き来するキョクアジサシ ~ 天才的な方向感覚
 クジラは巧みに協力して魚を獲る。
 ミツバチはダンスで仲間に蜜の在りかを教える

 天才とはつねに相対的なものだ。特定のタイプの問題を解決するのが他人よりも上手なために、天才と呼ばれる人々がいる。

114 自らを家畜化する
  人間に友好的なキツネを繁殖させた結果、偶然にももっとも賢いキツネが生まれた。
  このことから、キツネの例と同じように、人間の意図的な介入や管理なしに、自然選択がオオカミを最初の原始的な犬に変えた可能性に思い至った。
116 人間がオオカミを家畜化したのではない。オオカミが自分で家畜化されたのである。最初の犬は、人間によって選択されたのでも繁殖されたのでもなく、自然選択によって生まれた。

140 人間は自己を家畜化したか?
142 寛容と協力 → さらなる社会的能力を高め、繁殖する能力も高める
  自己家畜化は協力と意思伝達の新しい形を爆発的に広め、それによって人間の歴史は根本的に変化したのだ。

147 オーストラリア国立大学のコリン・ブローヴズ教授は、犬が人間を家畜化したのだと主張している。
 「犬は人間の警告システムであり、追跡や狩猟の助手、残飯処理係、湯たんぽ、子守や遊び相手となった。人間は犬に食料と安全を与えた・・・・人間が犬を家畜化し、犬が人間を家畜化したのだ

211 オオカミおよび犬の協力的行動の比較の表 ★

0 件のコメント:

コメントを投稿