八島太郎に関して手に入るもの全部を読んでみました。その中から、2つほど紹介します。
最初は、絵本の『あまがさ』。
『モモの子猫』でも主人公の娘さんが、ここでも主人公。
誕生日のプレゼントにもらった「長くつとあまがさ」を使いたくて、使いたくて仕方ないのに、もらってからは天気続き。やっと雨が降って長くつとあまがさで幼稚園へ。
モモは、「わたし、おとなのひとみたいに、まっすぐ あるかなきゃ!」と言いながら、一人でがんばって歩く。
最後のページは、「モモが うまれてはじめて、 おとうさんやおかあさんと てをつながないで ひとりで あるいたひだったのです」でした。
この人の絵本は、全部いいです。
そして、こちらは野本一平著の伝記『八島太郎 ~ 日米のはざまに生きた画家』。
207 「八島のアメリカ亡命は、一日本人としての生き方を示した「明」の部分であり、これと対照的な亡命に1938年1月の演出家杉本亮吉と女優岡田嘉子の樺太脱出がある」 by 中沢啓作・映画プロデューサー
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