みなさんは、学校からの帰りにどれくらい道草をしましたか?
育った時代によって、その量とおもしろさは、反比例しているのではないかと思います。
『からすたろう』で有名な「やしまたろう」の他の作品の一つに、『道草いっぱい』があります。
その最後のページは、「私たちは帰り道で、大人になるためのさまざまなことを学ぶことができました」で結ばれています。
いまは、その機会が奪われている!!!
それでもって、中学校などでは「キャリア教育」と称して職場体験を一週間お遊び的にやっていますから、お笑いです。
この絵本の紹介(解説?)を書いている山田みほ子さん(八島太郎遺作展実行委員)も、次のように書いています。
「戦後間もない時期までは、日本各地のどこの町や村にも人々の暮らしに必要な優秀な職人さん達が必ずいて、自然と生活はリズミカルに調和し、どんな人でも生命を燃やして天職に腕を磨いていたものです」 ~ ウーン、リズミカルな調和も、生命を燃やして天職に腕を磨くこともなくなりつつあります!
そういうのを、やしまさん自身、学校からの帰り道に見ながら、子ども時代を育ったのです。鹿児島県の小根占村(現・南大隅町)で。
彼と奥さんは、1939年にアメリカに亡命しました。
どこか、ジョナスのアクションと関連するところが・・・
一方、ジョナスのコミュニティには、道草をするようなものはありそうに思えません。その意味では、いまの日本に似ている?
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