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2015年7月4日土曜日

習慣について



『習慣の力』チャールズ・デュヒッグ著を読んで考えたことです。

「私たちの生活はすべて、習慣の集まりにすぎない」
1982年にウィリアム・ジェームズはそう書いている。私たちが毎日行っている選択は、よく考えた末の意思決定だと思えるかもしれないが、実はそうではない。それらは習慣なのだ。一つ一つの習慣はそれほど重要ではない。しかし長期的に見ると、食事で何を注文する、毎晩子どもたちに何を言うか、お金を貯めるか使うか、運動をどのくらいするか、考えをどうやってまとめるか、そしてどんな手順で仕事をしているかといったことが、その人の健康や効率、経済的安定、幸福感などに大きく影響を与えている。デューク大学の学者が2006年に発表した論文によると、毎日の人の行動の、じつに40%以上が、「その場の決定」ではなく「習慣」だという。(7~8ページ=エピローグの一部)

この本では、習慣を以下の図で表わしています。




そして、マクドナルドなどのファーストフードや、コンビニなどは、このループを巧妙に使いこなしているのです。
たとえば、こんな具合です。

長い一日が終わり、空腹の子どもを車に乗せて家に帰ろうとしている途中、マクドナルドやバーガーキングに寄りたくなるのはわかる。値段はそれほど高くないし味もまあまあ。加工肉(以下、52ページのコピーに続く)




自分が巧妙に習慣化されていることに気づいている消費者は、どれほどいるでしょうか?

でも、次に書いてあるように、そしてジョナスが体験したように、習慣から脱することも、そう難しくはないのです。きっかけ次第で。




最初に紹介した引用は、プロローグからでしたが、最後はエピローグです。








ちなみに、ジェームズは、このブログでは何回か登場している鶴見俊輔さんが研究していたプラグマティズムの第一人者の一人です。

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