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2012年1月22日日曜日

ジョン・ホルトの本

週末、ひょんなことから、『バカをつくる学校』で書かれている内容と同じ内容のことを40~50年前に書いていた人がいたことを思い出しました。ジョン・ホルト(John Holt)です。
 彼の本を私は90年代のはじめに読んでいたのですが、すっかり忘れていました。

 How Children Fail(子ども達はどうつまずくか)とHow Children Learn(学習の戦略 : 子どもたちはいかに学ぶか)の2冊で有名になりました。自らの教師としての体験を綴ったものです。その後も、The Underachieving SchoolやWhat Do I Do Monday?などを書くまでは、まだ学校改革・授業改革の可能性を持っていたようですが、イバン・イリッチの『脱学校の社会』(1970年出版)★の影響を受けたころから、彼自身も脱学校に傾斜しInstead of Education(21世紀の教育よこんにちは)で完全に決別しています。

 いま読んでも、納得して読めるはずです。
 ということは、状況がまったく変わっていないということでしょう。アメリカも、そして日本も。(状況は、日本のほうがはるかに深刻な気がしますが。)


★ イリッチの本は、私が都市計画を学んでいた大学時代(75年ごろ)に、教育ではなく、まちづくりの観点から読んでいました。とても刺激的な内容だったことは、いまでもよく覚えています。

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