2012年8月19日日曜日
リーディング・ワークショップとの関連 8
『ギヴァー』の中で描かれていることと、読むこと、読むことについて話すこと/話し合うこと、読むことについて書くことなどが、関係ないようでかなり深いレベルでつながっている気がするので、両者の関連を引き続き紹介します。最終回です。
166 自分の考えをほかの人に伝えることをスタート地点にし(それは、あくまでもスタート地点にすぎません)、そこから元々の考えをより良いものにしたり、自分の元の考えを変えたりすることが大切だ、と教師はしっかり強調しておきましょう。
ここに書かれていることの大切さは、教育界はもとより、日本社会全体がおろそかにしていることだと思います。習慣や悪循環がはびこり過ぎているので。その点、今回の増税/消費税に関しては野田さんはじめ民自公は珍事件と言えます。現実は、2周遅れぐらいで遅すぎたのですが。教育界の場合は、その閉鎖性という体質のゆえに、2周~3周遅れがざらにあります。
それもこれも、「自分の考えをほかの人に伝える」というスタートを、ほとんどの人が切らないから、していることの見直しも、修正も起こりません。
ジョナスとギヴァーは、それをし合うことで、これまでには考えられなかったアクションに出ました。
しかし、それはコミュニティのほかの住民たちには、考えられないことでした。
私たちも、後者で行くのか、それともジョナスたちのアプローチで行くのか?
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