『ギヴァー』の中で描かれていることと、読むこと、読むことについて話すこと/話し合うこと、読むことについて書くことなどが、関係ないようでかなり深いレベルでつながっている気がするので、両者の関連を引き続き紹介します。
111 もし子どもたちが読んでいるときに、教師がいつも横についてサポートできるのであれば教えてもよいかもしれません。しかしながら、結局のところ子どもたちは、教師のサポートなしに自分のベストを尽くして読めるようになっていかなければならないのです。
読むことに限らず、すべてにおいて同じことですね。
なでしこのオリンピック初戦で先制点をたたき出した川澄奈穂美選手の記事が上のこととも関連します。
カンファランスとは、子どもたちが自立した読み手になるようにサポートしていくことです。子どもを自立した読み手にするためには、自分でできる範囲(をちょっと超えた部分)のことを教え、少しずつコーチングをして自ら行うように促し、子どもたちが上手に読めるようになるために考えたり、習慣にしたりするようにお手本を見せていく必要があります。
熟練工はただ見本を見せてくれるだけで、カンファランス(聞き出すことを中心にした会話を通して教えること)やコーチングはほとんどしてくれませんが、読むことを教える時も、書く時を教える時も、体育や音楽や家庭科や情報などの実技を教える時も、そして他の主要教科を教える時も、①いい見本、②カンファランス、③コーチングは、教えることと同じかそれ以上に重要なはずですが、ほとんど存在しないのが現状です。
『ギヴァー』のコミュニティーでは、12歳であてがわれた職種で、みんながインターンシップをしているような気がします。実は、12歳の前からかなりやっています。
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