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2013年9月18日水曜日

汚染水、1年8か月間流出



福島第一原子力発電所の貯蔵タンクから漏れた汚染水中の放射性物質が、雨水とともに約1年8か月間にわたって、周辺の地中や港湾外の海に流出し続けていた可能性があると、東京電力が明らかにした。

 東電の説明では、2012年1月と2月に、2区画のタンクからの汚染水漏れを見つけ、漏水部分をふさぐ補修工事を行ったが、タンクを囲む汚染水の外部流出を防ぐせきの排水弁は当時から開きっぱなしにしていた。先月に300トンの汚染水漏れなどが見つかったタンクがある2区画とは別だった。

 東電は15日、台風18号の接近に備えてせき内にたまった雨水を採取し、検査を実施。その結果、この計4区画のせき内の雨水には、ストロンチウムなどの放射性物質が1リットル当たり17万~2400ベクレル含まれ、国の放出基準値(同30ベクレル)を大幅に上回っていた。東電は17日、「せき内に残っていた放射性物質が雨水と混ざり、排水弁を通じてせきの外に流出した可能性がある。外洋への流出も否定できない」と話した


日本を代表する企業のはずが、今回の事故を含めて、大分前から(少なくとも3.11以降)組織としての体裁をなしていないことが明らかになっています。いつまで、税金を使ってそういう企業を守り続けなければならないのでしょうか?
これは、明治政府が足尾鉱毒事件を続けた古河鉱業を擁護し続けた構造とまったく同じです。大きいものには優しく(というか「癒着」の構造!★)、一方小さきものには厳しく(鉱毒避難民は、強制撤去でした!)、です。


★ 前回の書き込みとの関連で言えば、当時の政府も古河鉱業も、そして田中正造に代表される反鉱毒運動をした人たちも「愛国心」はもっていました。片や「富国強兵」の。そしてもう一方は「人民一人ひとりと自然・環境の保全」こそが国の基盤と考えていました。今の世も、まったくこの対立は変わっていません。もう100年以上も経つというのに。

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