エコロジー(ecology)とは、一般的に
「生態学」を意味するが、近年では人間生活と自然との調和などを表す考え方として、「eco」が接頭語としてしばしば用いられている。さらに生態学(ecology)は、生物学の一分野と見なされている。ただし、生態系として生物を取り巻く物理化学的環境を扱う場合もあるので、生物学の範囲を超える場合もあり得る。いずれにせよ、生態学は生物と環境の関係を取り扱う学問である。(以上、ウィキペディア)
と理解されていますが、おもしろい捉え方を見つけました。
『アイルランドの漂泊民』(ジョージ・グメルク著)を読んでいたら、その中に次のような引用がありました。
「生態学(ecology)という言葉には、順応とか順応性を示すふるまいといった意味も副次的に含まれている。相手に合わせて変化していくメカニズムであるとか、人とつきあう際のふるまいであるとか、目的を達成したり問題を解決するために利かせる機転といったものを思い浮かべてもらえればいい。(Bennett,
1969, p.11)」
こっちの方が、上の定義よりも、グッと自分に近づいた気がします。
これなら、日常的にやっていますから。
日本社会でも、『ギヴァー』のコミュニティでも。
もっと頻繁に行われているのは、私たちが日常属している組織の中だと思います。
そして、ジョナスは、それにあわせることへのおかしさを感じてしまい、コミュニティを飛び出してしまいました。
私たちも、組織や日本社会から飛び出したいという気持ちは常に持っていますし、実際飛び出してしまった人も少なからずいます。今後は、もっと増え続ける気がします。組織や社会が、許容範囲を超えるルールをつくったり、ふるまいを押し付けてきたら、脱出する選択肢しか残っていませんから。
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