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2014年1月25日土曜日

理性と情動を考える



  2014年哲学連載14回目/『哲学してみる』の5回目。

「理性
 それは、行動するためによく考え、問い、なにがあるかを分析
 し、行為の結果をできるだけはっきり予測する能力。
 ものごとを理解し制御するために論理的な説明を与えようとする意志でもあります。」

 ジョナスの最後の行動は、どれだけ理性的だったでしょうか? それとも、

「情動
 それは、ひとが制御することも、抵抗することもできずに、
 ただ受けとるような心の動き。
 本能的にひとをひきつける力であり、私たちをなにかの方へ、
 だれかの方へと押しやり、ある考えの方へ、ある行為へと押しやります。」

 ジョナスは情動で動いていたのでしょうか??


「ひとはみな理性と情動のあいだでゆれ動いています」

とのことです。そして、

「創造や革新は理性と情動の組み合わせによって生じます」

とあります。

日本の政治には、理性と情動はあるのでしょうか? あるとしたら、あまりに低次元なものでしょうか?

『ギヴァー』のコミュニティは、創造も革新も選択的に放棄した社会ですから、理性や情動も廃した社会です。

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