2014年哲学連載16回目/絵本『哲学してみる』の7回目。
「ひとは、自然の大きなサイクルのなかで生きていて、
死を避けることができません。
最先端の医療が死後を延ばしても、自分がいつか死ぬことを私たちは知っています。」~ 『ギヴァー』のコミュニティは、現在よりも進んだ科学技術をもっているかのようですが、この死に対する接し方はいさぎよいというか・・・・
「自分が死ぬという確信は、わたしたちの存在に意味を与え、この地上を通過したことの痕跡を残すように促します。」 ~ この辺、記憶と歴史を放棄し、そして自分の子孫を残すという行為も放棄した『ギヴァー』のコミュニティでは、どういう形で意味を与えているのかが、イメージできません。
「こうして、ひとは考え、芸術作品を創りだします。あらゆる種類のものを考案し、製作します。」 ~ 『ギヴァー』のコミュニティでは、あまり考えているようにも、創りだしているようにも見受けられません。そういったことには、触れられていないだけ?
「世界を変え、空間を支配します」 ~ これは、それなりにはしていたと思いますが。
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