2014年哲学連載15回目/『哲学してみる』の6回目。
これも『ギヴァー』の大切なテーマのひとつに含まれていた気がします。
コミュニティが文化的な生活だとすれば、ジョナスが飛行機に追われ、そして入り込んだ林(森)は、植物や動物や鳥がいっぱい(=自然そのもの)のようなイメージを持ちました。
「自然
それは、人間の能力のおよばないところにあるもの。
植物や動物、岩や山、川や海、人間の体や頭脳といったもの。
それはまた人生を導くものであり、人生に必要なすべてでもあります。」
なんか、最後の行が特に響きます!! そして一方、
「文化
それは、人間の知性がもたらしたもの。
言語、思想、芸術、科学、技術といったもの。人間の知性から生まれ、
その後、世界を変えていく作品や仕事になったものも文化です。
おなじ社会の人間を結びつける習慣や儀礼や信仰もそうです。」
そして、以下のようにも書かれていました。
「私たちの文化は、死すべきものとしてのひとの自然なあり方を変えないにしても、わたしたちに死を自覚させ、受容させ、乗り越えさせてくれるのです。」
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