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2010年5月18日火曜日

神話といえば、J.キャンベル=『ギヴァー』と関連のある本24

 ジョセフ・キャンベルの本は全部いいのですが、特にお薦めは、ビル・モイヤーズとの対談集なのでわかりやすい『神話の力』(早川書房)です。(これは、テレビ番組を起こしたものだそうです。)

 この本のメモは2年近く前にとったものですが、それを『ギヴァー』との関連があるのではないかと思い1ヶ月ほど前に2回ほど見直したのですが、ピンときませんでした。しかし、哲学的なこと(特にここ1~2週間の内容)を経た後なので、たくさんの関連性を見出せるようになりました。いまは『ギヴァー』と関連のある本としても紹介できると思います。

 ちょっと長くなりますが、2年前にとった簡単なメモの一部を紹介します。(数字は、ページ数)

22 キャンベルは、偉大な教師がみなそうであるように、模範を示すことによって教えた。「伝道者たちは、説得するからうまくいかない。自分自身の発見の輝きを示すべきだ」「世界中で最善のものと認められ、考えられている物事を知り、それを他者に知らせることによって、真実の、また新鮮な思潮を創造すること」
23 神話を通して「人間心理/原理に近づきたい」(≠人生の意味の探究)=生きているという経験を求めること
409 人生にもし意味があるとすれば、外から与えられたものではなく、ほんとうに生きている経験にある
31~38 結婚
50 意識=エネルギー  植物にも意識がある!!
58~61 神は価値体系の擬人化
64 神話とは
76~79 神話の4つの機能:①神秘、②宇宙・科学、③社会、④教育
81~83 チーム・シアトル
88~92 夢から学ぶエキササイズ ※
101 対立項の中で考える (永遠性と時間)
104 人が生まれるプロセス(→宇宙が生まれるプロセス)=神話で語られていること
105 人間生活は、神への不服従でスタート
    人間の精神は、世界中どこでも同じ
112 宗教は、第二の子宮
  告解・懺悔ではなく、「神さま、私は立派な人間でしたから、ぜひ祝福してください。これから、私が今週やったいいことをお話します」自分についての考えを消極的なものではなく、積極的なものにしていく。
113~6 イメージ/シンボル
117~8 創造する=聞く=書かせる/言わせる
120 語句よりもイメージの方がリアリティーの富んでいる
121 説教ではなく、体験を!!
123 思考(カテゴリー)を超えたもの
128~9 誰でも選択を持っている!
 サンタクロースは、親子関係の隠喩、人間関係を大切にするきっかけ
 「生」とは、殺して食うことによって生きる。
 生きることに<はかなさ>が伴わないかぎり生とは言えない
138~ 死 ~ 肉体は意識を運ぶ手段に過ぎない
 見える時限を支える見えざる次元が存在する
152 動物よりも人間が上という西洋の考え
157 儀式(イニシエーション)は神話の再現/参加 → 役割は日常性から人を引きずり出すこと
161 環境と世界の神話化が芸術家の役割
170 至福 ~ 世界(宇宙)の中の私(たち)
173 自分の聖なるスペースや時間を確保
198 死と生命は同じものの2つの面
214 自分の幸福を追求する
216 そのことを子どもにサポートする方法 注意深く見守る、話し合う
220 英雄とは、自分より大きな何物かに命を捧げた人
222 誰もが誕生のときには英雄 ~ 母も
230 自分のいい部分/英雄の部分を引き出す
237 分散に歯止めをし、みんなをひとつにまとめ、全体の意志が生まれ、凝縮したイメージがもてるために英雄が必要
251 意識と無意識の図
253 コーチ/教師の役割 「ああしろ/こうしろは言わない」
255 自分 vs. システム
    人間らしく生きるすべを学ぶ/自分自身の理想をしっかり持ち続けること vs. システムがあなたをロボット扱いするのを拒否すること
260 無意識の大切さ
263 各自の旅とは、自分の至福の追求
274~6 巣立ち
277 創造性を発揮するには、枠から出る  → ジョナスの行動
287 ニーチェ
288 人生は偶然で成り立っている
290 悟り
332 西洋の個人の重要性の出発点
333 家族の結婚 → 個人と個人の結婚
338 社会を支えるのが個人の役割、は間違っている
339 それでは、無秩序に。
341 やさしさ/思いやりをもっているかが判断基準
344 荒れ地は、真実・本物ではない生活~他人から言われたまま
347 本当の人生、意志によって営む人生~善と悪/光と闇の対立の中間
348 生かされると生きるのバランス
353 結婚は生活に責任を持って関わること = 誠実
357 愛は、道徳/社会秩序を破る
360 親(最愛の人)の愛を弱める必要性 ~ 愛が強ければ強いほど、苦痛も増す
362 人間の次元よりはるかに偉大なものがある
363 西洋は、神をエネルギー/神秘の根源とし、東洋は、神をエネルギー/神秘の伝達者とする。
364 決心/判断に信仰は必要ない。経験があれば。
365 西洋には、神を擬人化する傾向がある
366 瞑想 = あるテーマを絶えず思考し続けること
  自分がもっている神のイメージをいったん壊す必要がある
368 形のあるもの → 形のないもの
369 自分の内面にある人類意識に従って生きる!!
  瞑想は、自分のために溜め込むのではなく、世界にために与える心境
371 とても親鸞に近い考え方?
375 宗教は、ラテン語のreligio結びつきを取り戻すが語源
  最も強力な宗教的象徴は、円環 (全体性を表している。デジタルはダメ!!) マンダラ = 宇宙的な秩序
378 指輪 = 結合 & 束縛  ~ 強い絆
381 神話のイメージは、私たち一人ひとりがもっている精神的な潜在力の反映。それを熟考することで、そうした力を自分の生活の中に呼び起こす
382 理性は、成りつつあり、変わりつつあるものを通して、聖なる者へ近づこうという努力。知性は、すでに固定したもの、知られたもの、役立つものを利用すること。比較することで、よく見えるようになる!! → 『ギヴァー』の中ではジョナスがすでにもっていた知性と、もちつつある叡智にあたる??
384 闘争こそがあらゆる偉大なものの創造主
  道化が変化/闘争を起こし、成る者にしてくれる
389 永遠性の経験 = 本来の自己の経験
  なにが永遠であれ、それは「いま、ここ」にしかない
395 神話は形而上学、宗教は倫理/善悪を扱う
398~9
400 エデンはいま存在しているのです
401 「あらゆるものは隠喩(メタフォー)だ」ゲーテ

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