『ギヴァー』がSF(サイエンス・フィクション)のジャンルに含まれる本だということを,復刊が決まり販売促進用のチラシができるまで私は知りませんでした。(実は、いまだに半信半疑です。)
そして、昨日、白取春彦監修の『「哲学」は図でよくわかる』を読むまでは、『ギヴァー』が哲学書であるということにも気づいていませんでした。
両方とも、気づいていなかったのは、私だけでしょうか?
お恥ずかしい限りです。
何せ、小説の類いはほとんど読みませんし、もっと縁遠いのは「哲学」でしたから。
しかし、『「哲学」は図でよくわかる』には、おもに哲学で扱うテーマとして、
・生きることはなにか
・幸せとはなにか
・結婚とはなにか
・言葉とはなにか
・善悪とはなにか
・仕事とはなにか
・死とはなにか
が掲げられていました。
なんと、『ギヴァー』はみごとなぐらいに、これらのすべてを扱っているではありませんか!!
「善悪」の部分だけがちょっとわかりにくいかもしれませんから、補足しますと、要するには「人間は快を求め、苦を避けようとするもの」のことだそうです。まさに、これを突き詰めた社会が描かれているわけです。
これからしばらくは、スウェーデン路線を離れて、こちらの哲学路線を追いかけてみたいと思います。
実は、白取さんの本は、
返信削除ラジオで『超訳ニーチェの言葉』が紹介されて
いたので、図書館で借りようとしたら、なんと
29人待ちという状態だったので、待っている
間に他のを借りてみたのでした。
タイトルからして、私にとっては、この選択の
方が当たりだと思っていました。
今は、『仏教「超」入門』を読んでいます。