飛行機は、本のはじめの部分と終りの部分に2回登場しますが、いいイメージでは描かれていません。いずれも、不安と恐怖の対象として描かれています。
調べてみたら、著者のローリーさんの息子さんが執筆時にはジェット戦闘機のパイロットで、ローリーさん自身とても心配していたようです。悲しいことに、1994年に『ギヴァー』で2度目のニューベリー賞をとった翌年に飛行中に亡くなりました。
ちなみに、ローリーさんの父親、夫、そして息子と三世代が軍人でした。父親と夫が軍人だったことは、彼女が小さいときから若い時は、基地を転々と移動していたことも意味します。1948年から50年にかけて、彼女が東京の代々木に住んでいたのは、その一環でした。
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