「あなたは、児童書は読まないそうですが、どうしてですか?」
「私がおもしろいと思える物語は、自分が主人公とつながりを感じれるものです。それは、私が抱えているような問題や抱えるであろう問題に遭遇している人たちで、私の年齢に近いことが多いです。もちろん、私自身子どもでしたし、子ども時代のたくさんのいい思いでも持っていますから、児童書も楽しめます。しかし、読む時間には限りがあるので、大人向けの本を読んでいるわけです」とローリーさんは答えています。
(出典: A Reading Guide to The Giver, by Jeannette Sanderson, Scholastic, p. 15)
私自身は、絵本をはじめ、児童文学のほうをたくさん読んでいます。
一番読むのは大人向けのノンフィクションで、次が絵本、そして児童文学の順です。大人向けのフィクションは、ほとんど読みません。
以上の選択は、趣味と実益の両方からの判断です。「趣味」は「おもしろいと思える」ことが欠かせませんし、「実益」は仕事に関係します。その両方に当てはまらず、さらには、自分の頭のレベル(=理解レベル)を超えている大人向けのフィクションは、おもしろいと思えませんし、時間の無駄だと捉えてしまっているので、手にとれません。★
★ ちなみに、私がノンフィクションに入れ込むのは、立花隆さんと同じ理由(=フィクションを読んでいる時間がもったいない!)なのですが、その背景にあるものはまったく違います。立花さんは、小さいときから名だたるフィクションを総なめにした上での発言なわけですが、私はほとんど読んでいないのに、そうしています。
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