『こうすれば組織は変えられる!』(ピーター・クライン他著)のメモを読み返していたら『20歳のときに知っておきたかったこと』(ティナ・シーリグ著)を思い出し、さらに『ギヴァー』のテーマとして、前回の「選択の大事さ」や、「問題解決」と「リスクテイキング(リスクをおかして行動を起こす)」とつながるな~、と思いました。3冊の本の関連です。
今日紹介するのは、『こうすれば組織は変えられる!』の方です。
203: 問題のさまざまな解決法を知ることは、直感を生み出す土台となる予備知識を提供する。リスクテイカーにとって、学習は必須要素である。情報を柔軟に処理するなかから、直感は生まれてくる。そのようにして生まれた直感にしたがうことで、大躍進を遂げるまでの時間が大幅に短縮されることがある。(ちなみに、原書ではFamiliarity with many different ways of solving problems provides important background knowledge. For the risk-taker, learning is fundamental. It’s through the flexible processing of information that hunches develop.(p.122)となっています。)
193ページには、リスクテイキングと無茶は違う ~ それを見極める一つの枠組みとして、下の図が紹介されています。
図の使い方は、
①リスク=起こしたい変化を明らかにします。
②変化を達成するために(リスクをおかすのに)必要な「システム」を考慮します。
③リスクに対処するために必要なサポートを明らかにします。
④リスクテイキングに伴い、どのような問題を解決しなければならないかを見極めます。
これで、リスクを評価することができ、無茶はせずにすむことになるわけです。
204: リスクテイキングのための9つのカギ:
1.自分の才能、個性、目的を信じる。
2.サポートチームをつくる。
3.失敗への恐怖を克服する。(失敗を許す)
4.柔らかい頭を持つ。
5.直観力を高める。 ← 言うは易し、行うは難し
6.達成可能なゴールを設定する。
7.ゴールを具体的にイメージする。
8.リスクの許容範囲を知る。
9.ベンチーマークを設定し、どれだけ達成できたかを評価する。
この本には、「組織は演劇の劇団に見立てるのがいい」なども含めて、ユニークなアイディアが満載です!
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