中学でも教えた経験のある、現在、高校の先生からコメントをもらいました。
私も同感です。話すことで理解が深まります。しかし、学校教育では、アウトプットはテストのみで、「話す」というアウトプットは軽視されています。「静かに話を聞くこと(だけ)が大切である」と。
どうやら、「素晴らしい講義を聴き、自ら考えることが学問の王道であり、学び合いなどの技法を使うことは邪道である」という風潮があるようです。
しかし現状は、「テストで赤点をとらないように最低限の暗記をし、テスト終了後はすっかり忘れる。そもそも勉強とはそんなものだ」と思う子供を生産しているように思えます。これは一番怖いことではないでしょうか。
吉田さんの著書の中に「学びからも卒業してしまう」という表現があります。これがわれわれがもっとも恐れることだと思います。そして、学びから卒業している教師も多いことが問題です。
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