飼い犬が生きていたときは、結構一緒に歩いたのですが(建前上の飼い主は娘でしたから)、昨年の1月にいなくなってからは、はじめてだったと思います。
まずは図書館に行って、その後に買い物に行く途中に、「最近の公園には遊具がないね~」と娘がもらしました。
高齢者用の運動のための道具は増えても、確かに子どもが遊ぶための遊具は少なくなっています。
「役所が親に訴えられるのを嫌がって、撤去したんだと思うよ」と私は答えました。
そしたら彼女のいわく、「じゃ、いつ、どこで、どうやって自分が危ないことからのがれる練習をするの?」
「ギヴァー」の世界に迷い込んだ親子の会話のようでした。
娘の世代(現在、25歳)はまだ外で遊んでいました。都会育ちだったので、公園の遊具には大変お世話になりました。(しかし、娘が小4の時にPTAの広報委員をした私は、PTAの広報誌で「外で遊ばない今の子ども達」を特集した記憶がありますから、すでに家でファミコンでゲームをするのが流行り出していました。子どもたちが集まっても、バラバラなことをしている遊びの風景です。) 私の世代は、公園などというものはありませんでした。原っぱや建設予定地として整地された土地や木の上で遊んでいました。
そういえば、『ギヴァー』の中にもちょっとですが、遊びの風景が出てきましたね。
遊びから見えてくる社会というか世界。
たかが「遊び」ですが、バカにできません。
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