昨晩のNHKラジオ総合の午後7:50ごろ、解説委員らしき二人が選挙情報と向き合う5つのポイント | NHK | 選挙の前にたしかめてを紹介していました。これはこれで、参考になる点がある(学校でのメディア教育にも使える!)と思いましたが、気になったのは二人の次のような発言。「選挙はイベントですから、このようなことができます。わずか2週間強ですから」
でも、本当でしょうか? これは、「教員研修はみんなが集まる2時間だか3時間だけのイベントだから」や「授業は、45分(大学は90分)だから」と言っているのと似ている気がします。
そこに、主体性も、継続性もありませんから、身につくものもありません。選挙という制度(あるいは、研修や授業)は、そんなに軽い存在でしょうか? その期間が終われば、あとは4年間だか6年間だか、当選者はやりたい放題(というよりも、何もやらない放題)でいいのでしょうか? イベントの期間中よりも、それ以外の圧倒的に長い時間の方が何倍も大事な気がします。そちらへのこだわりや関わりがない限り、選挙自体はもちろん、政治も社会もよくならないです!(同じことは、研修にも、授業にも言える?)
NHKの解説委員たちがこのレベルですから、「(機能しているとは言えない現在の選挙制度を温存しつつ)今のままを続けましょう!」と視聴者を洗脳しているようなものです。(ある意味で、教科書の存在が「授業は教科書をカバーするもの」という洗脳するための媒体であるのと同じように!?) 彼らも良かれと思って言っていますから、とても質が悪いです! わずか2週間強ではなく、残りの巣年間をよくするためにこそ「たしかめて」を実行するなり、それに代わるものを紹介してほしいです。