★本ブログへのご意見・ご感想などは giverprojectjapan@gmail.com までどうぞ。


2014年11月25日火曜日

『犬の愛に嘘はない』



上記のタイトルは、昨夜と同じジェフリー・マッソンの本です。
犬のブック・プロジェクトの続きです。
左の数字は、ページ数です。

23 犬は私以上に感情豊かな生き物だとの結論に達した。彼らより多くものを、より純粋に、より深く感じている。それにひきかえ、人間の感情世界は、意図的であるにせよないにせよ、ごまかしや二面性や欺瞞などによって曖昧なものとなっている。なぜ人間の感情が犬と比較してこれほど抑制されているのかを探究することによって、犬のように率直で、正直で、素直で、そして強い感情を学びとることができるかもしれない。

28 犬だけが人間の思考を詠みとることができ、「私たちの表情や気分のちょっとした変化に反応することができる」。 ~ 他にもよみとってくれる動物はいる気がしますが・・・

36 犬が人間を選んだ・・・単に犬が私たちを愛するからである。(その理由は)一緒にいると楽しいからだ。何と驚くべきことだろう!
   犬は神でもない人間を、あたかも神になった気分にさせてくれる。

53 犬は感情を偽れないから、どう感じているか嘘はつけない。
  「犬は徹底的に誠実だ。装うことなどできない・・・人間は誠実を装ってあなたを利用するが、犬は選択の余地がないがゆえにひたすら正直にあなたを利用する。彼らの魂には一オンスの偽りもなく、そのうえそれをまったく意識していない」

94 犬は単に個々の感情を体験する(たとえば、悲しみを感じる)のではなく、完全な感情の世界に暮らしている。犬は感情そのものだとさえいるだろう。もし人間が何を考えるかで特徴づけられるとするなら、犬は何を感じるかで特徴づけられる。

95 においの記憶

185 オオカミは犬のようにふるまうことがあるが、その逆はありえない。
    犬にとっては人間が世界のすべてだ。必要なものがあれば、人間から得る。オオカミは注意深く気を配り、集中力を維持せねばならない。犬は学び、従い、真似をするが、オオカミは洞察力を備える。

186 「進化は犬の問題解決能力を研ぎ澄ますことなく、人間の心を読む能力だけを発達させた」

188 犬の尾を振る動作は誕生後のごく早い時期にはじまり、死ぬまで継続されるということを心に留めておくべきだ。「尾を振る行動はまさに社会的な機能であり、あらゆる点から判断して、人間の微笑みと似ている」

  犬の愛すべき性質の多くはオオカミにも見られる。「受容、寛大さ、忠実、信頼、率直さ、献身、そして疑いのない無条件の愛、これらはすべて人間に汚染されていない、犬の純粋な類縁であるオオカミの仲間の特質である」 これはオオカミの仲間に対するふるまいを表現している。私たちが犬を愛するのは、彼らが私たちに対してこのようにふるまうからだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿