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2015年6月17日水曜日

“ブラックバイト”問題



15日の夕方のNHK総合の「私も一言」のテーマでした。

アルバイト先で長時間の労働を強要されたり、残業代が払われなかったりするトラブル、     いわゆる“ブラックバイト”の問題が、より深刻な状況になっています。
大学教授やNPO法人などで作る「ブラック企業対策プロジェクト」が、全国27の大学で行った調査によりますと、アルバイト先で勤務の強要や残業代の不払いなど、不当な扱いを受けたことのある大学生はアルバイト経験者の3人に2人に上っています。

 今月4日、全国の塾で講師として働くアルバイトの大学生や労働問題に取り組むNPO法人のメンバーなどおよそ30人が、労働組合「個別指導塾ユニオン」を結成しました。

組合によりますと、授業の前後に働いても残業代が支払われないとか、講師の数が少ないため休みを取れない上、なかなか辞めさせてもらえないといった相談が多いと言うことです。

専門家は、「“ブラックバイト”の経験が、“ブラック企業”への就職につながり、“負の連鎖”になりかねない」と指摘しています。

この問題自体とても深刻ですが、その背景には、学生たちがアルバイトをしないと大学に通えない構造があるということです。その意味では、もはや大学は勉強をするところというよりも、アルバイトをする人たちのために席を提供しているところになっているとさえ言えなくもないようです。
その根本的な問題が、現象として表れている一つがブラックバイトと捉えた方がいいようです。
従って、これはブラックバイトをやり続けざるを得ない個人の問題というよりも、社会・経済の問題です。
日本の社会・経済は、弱いものから徹底的に搾取する構造になっているとしか言いようがありません。

これは、少なくとも『ギヴァー』のコミュニティには存在しないことです。
違いは何??

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