『北の国から』放映30周年記念特別番組の中で、富良野塾の元塾生たち(確か、9人)には事前に「どんな電気製品は必要か」をアンケートで聞いていました。皆さん、30品から50品を挙げていたように記憶しています。 それが、倉本さんとの昨日紹介したような話し合いした後で、同じ質問をしたら、ほとんどが一桁に下がったのです。
電気製品が少ない生活(=電気の消費量を少なくおさえた生活)は「不便」で、電気製品がたくさんあり、従って電気の消費量も多い生活は「豊か」なのでしょうか?
このことを、動物社会学で有名なコンラート・ローレンツの『ローレンツの世界 ~ ハイイロガンの四季』という写真集をたまたま読んで考えさせられてしまいました。
ガンを含めて動物たちは、極めて少ないベーシックなもの(基本的なもの)さえ満たされていれば十分に幸せだと主張しているように思えました。
人間だけが(それも、全員ではないのですが)飽くなき便利さの追求にまい進しており、人間以外の動物たちは、基本的なものさえ手に入れば(不満はあるのかもしれませんが)、豊かに幸せに暮らし続けているかに見えます。
私たちには選択する力と義務の両方があります。ジョナスがそうしたように。
もちろん、それは電気の消費量についてだけでなく、他のいろいろなことについてもです。
★ 不便さを感じないで、楽しく豊かに、使う電気製品の数を減らし、消費電力を下げるコンテストのようなものがあってもいいかもしれませんね。
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