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2011年12月1日木曜日

『ギヴァー』と関連のある本 76

娘が、前回の『トライボッド』シリーズに続き、『ジャンピング・マウス』と『ギヴァー』との関連について書いてくれました。

 『ジャンピング・マウス』は、私が訳した『ドラマ・スキル』(レスリー・クリステン著)の中で紹介したことのあるネイティブ・アメリカンの物語です。その時は、『聖なる輪の教え』(セブン・アローズⅠ)ヘェメヨースツ・ストーム著を参考に紹介しましたが、いまは『ジャンピング・マウス』そのもののタイトルでも本になっています。


ジャンピング・マウスはネズミに自分を重ね合わせるネイティブ・アメリカンに伝わるお話です。ネズミだけの世界のおかしさに気づき、まだ見ぬ世界がありそこに行くということを他の者に否定されてもつき進み、行動する、信念を貫くことの大切さというメッセージが込められている気がします。

ギヴァーのジョナスもある意味、このネズミと同じで、コミュニティがおかしいと気づき、最後は街を出る決心をし飛び出します。

ギヴァーの方はコミュニティがどういうものか、そしてそこを出るまでについてフォーカスしていますが、ジャンピング・マウスは気づいて、ネズミの世界から目的地へ向かい、辿り着くまでについてフォーカスしています。
なので、2つのお話は繋がっているようにも感じます。

気づくことの重要性、気づきを得てからその目標に向かって進むまでの難しさなどをギヴァーでは描かれています。ジャンピング・マウスでは、目標に向かい出してからの困難を主に描いています。

ジョナスもネズミも自分を信じて突き進む姿が、読んでいて、自分もそうあるべきだと思わされました。

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