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2011年12月4日日曜日

アリやハチから学ぶこと

11月26日の『群れのルール』の続きで、『アリはなぜ、ちゃんと働くのか ~ 管理者なき行動パタンの不思議に迫る』デボラ・ゴードン著を読みました。たかがアリやハチですが、大いに考えさせられます。


7 アリのコロニーについて最も不思議なことは管理不在ということである。管理担当者がいないのに機能している組織を想像することは、人間のそれとはあまりにも似ていないのでとても難しい。中心的な統制機関がない。相手に、命令したり、物事をこのようにやりなさいと教えたりするアリはいない。

11 アリたちには支配者も将軍もよこしまな首謀者もいない。実に指導者らしいものすらいない。

8 思考は電気的な刺激が脳のニューロンのもつれの中で活動する時に生ずるが、思考はニューロン以上の何かであり、ニューロン以外の何かである。

  アリたちは自由に動き回る一個の存在であり、個体として注意を引くにもかかわらず、コロニーに関連した意味があることだけしかしないからだ。ズームインすればアリが見え、ズームアウトすればコロニーが見える。アリたちとコロニーはいつも同時に存在するのである。 → 人間と個人と社会(世間)の関係は?

9 アリコロニーの生活は、より社会性の少ない先祖のハチ類から、過去1億年以上にわたって進化した。

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