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2013年2月24日日曜日

コロンブスがはじめたことは、いまだに続いている・・・


 その4になる『学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史』の紹介ですが、最後はお父さんも湾岸戦争をしたブッシュさんの息子が在任期間中の約8分の7を費やし続けた間違った戦争ついて書くことで終わっています。(下巻)なんと、コロンバスから500年以上もの期間です!!! 

172 2001年の9.11の3年前の1998年8月、ケニアとタンザニアのアメリカ大使館が襲撃された報告に、ある元空軍将校が以下のように書いていました。

 <われわれが憎まれないのは、アメリカが民主主義を実践し、自由を尊重し、あるいは人権を擁護しているからだ。われわれが憎まれるのは、アメリカが、第三世界 ~ そこにはアメリカの多国籍企業が切望してやまない資源がある ~ の人々に、そうしたものを与えようとしないからである。アメリカがまいてきた憎悪という種子は、テロリズムという形でもどってきて、われわれから離れようとしない。>

→ ちょうど、ニューヨークのドレード・センター・ビル崩壊の映像が流された当日私は、スウェーデンにいたのですが、スウェーデン人たちはまさに上のような理由でこのようなことが起こってもおかしくないと見ていました。(世界をちゃんと知っていたということです。)それに対して、「教会、学校、企業、(マスコミ)そして政府は、現在の社会こそが正しいのだ」という情報操作をすることで、世界の現状を見ることのできないようにしていたので、多くのアメリカ人や日本人にとっては、寝耳に水の出来事と映ったと思います。★

 そして、その後に続く「テロとの戦い」も、見事なぐらいに政府を中心に、マスコミ、企業、教会、学校等の総動員で「アメリカが大好きな戦争」に突入していきました。

 日本を始め、ヨーロッパやオーストラリア・韓国・タイなどの国々もうまく丸め込まれる形で。

 それが生みだしものは、負の連鎖だけだったのではないでしょうか?


★ 周辺国というか、大国ではない世界の見方や、貧しい国々といわれる多くのアジア、アフリカ、中南米の国々の視点は、あらためて大切だと思いました。しかし、そういう見方や視点は極めて得にくいのが、アメリカであり日本の特徴です。ネットの時代ですから、自分さえ努力すれば、情報はいくらでも収集できます。

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