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2014年6月1日日曜日

心はマインド・・・   エレン・ランガー

ランガーさん続きです。

 「 “やわらかく”生きるために」のサブタイトルは、“しなやかに”の方がいいと思いますが・・・・、いずれにしても、「こわばった/閉ざされた」の反対です。

 以下は、表題のメモです(数字は、ページ数)。
                         

81 家庭においても職場においても、先入観を避け、柔軟なやり方で新しい区別とカテゴリーづくりを行っていけば、私たちは自分の生き方を円滑なものにすることができるだろう。
   マインドフルは、新しい情報を進んで取り入れる。カテゴリーづくりと同じように、新しい情報の受け入れも、生物にはぜひとも必要な機能である。事実、新しい情報の欠如は、大きな害をもたらすことがある。
85 マインドフルの状態は、さまざまなものの見方が数限りなく存在するという事実を、常に認識している状態だといってよい。

90 アルカトラズ(サンフランシスコ湾に浮かぶ島で極悪の囚人たちを入れていた!)で40年余りすごして、鳥類学者になった人  ~ なにかしら新しく学ぶものが必ず存在している。

   大切なのは、結果よりもプロセス

98 老人ホームでの実験 ~ 意思決定を可能な限り実現 → 健康/長生き
103 記憶力も取り戻せる

112 マインドフルは、様々な選択可能性を見出すことができる。新しい終結点を生み出すこともできる。

    20年若返るための実験 → 「老化」は一方通行ではない
127 自分の生活を自分でコントロールすることの大切さ

132 柔軟な態度をかたちづくる資質は、創造的な人間の特徴である。古い心がまえから自分を解放すことのできる人、新しい情報や予期しない結果を積極的に受け入れることのできる人、いろいろな視点から状況を捉えることのできる人、結果よりも過程を重視する人は、職業が何であれ、創造的な人だといってよいであろう。
マインドフル と 創造性 と 直観 の関係
134 芸術家は、とらわれから免れて、私たちに新しいものの見方を教えてくれる。

148 ほとんどの教科書は絶対的学習に適したもので、学生の創造力を損なう役目をしている。

150~1 類推能力、応用力、カテゴリーの横断を可能にする。
   汽車のような図書館、レストランのような汽車。

157 疲れていると思うから疲れる → 「息つぎ」 気分転換 異なる仕事を交替にやる

176 マインドレス ~ 同じことの繰り返し
    マインドフル ~ 明日の困難を避けるために、今日の問題を正しく解決する


238 訳者あとがき
 マインドフル=ストレスへの対応が上手
①    気分転換、現実逃避(男性では、スポーツ、アルコール、レジャー、女性ではショッピング、おしゃべり、人に話を聞いてもらうこととアンケートに答える人が多い)
②    過去を後悔しない。今日だけうまく生きえればよい。
③    打ちあけ。親兄弟にも言えないことでも打ちあけられる誰かをもっているといい。
④    ユーモア、ジョーク。何事でもエンジョイするおおらかな心。問題児を抱える家庭に共通して見られるのは、ユーモアのないこと、心にゆとりのないことがあげられる。
⑤    失敗を恐れないこと。即現実と考える心。失敗のない人などこの世に存在しない。もしあるとすれば、それは神である。
⑥    何事もいい方へいい方へと解釈し、くよくよしないこと。
⑦    他人の立場に立ってものを考えること。その人に変身してみること。
⑧    夢を持つことは必要であるが、とことん100%を追求せず、あるレベルで満足すること。仏教に「小欲知足」という教えがある。
⑨    本業以外に豊かな趣味を持つこと。
⑩    何が何でもが長生きしようなどと思わないこと。すべて自然に身を任せること。

  逆に、マインドレス=ストレスに弱く、圧倒されやすい人は、
①    几帳面すぎ、完全欲の強い人
②    神経質過ぎ、感受性の過敏な人
③    自己主張の弱すぎる人
④    他人への依存性の強すぎる人
⑤    感情を押し殺す人
⑥    無趣味の人
⑦    心にゆとりのない人
⑧    「遊び」心がなく、たえず緊張している人
⑨    自己中心的で、他人への思いやりのない人

1 件のコメント:

  1. 新さん、先日は田町で大変お世話になりました。小松です。
    マインドレスという言葉に関心をもちました。ギヴァーという本はまだ読んだことはありませんが。。その時の精神状態によって、判断力や注意力に変化が起こるということは自分自身でよく分かります。常にマインドフルな状態をどうしたら保てるのか・・・まさに、元気でいるためには・・と言ったところでしょうか。この辺を今後追求していきたいなぁと思います。

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