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2012年5月8日火曜日

20代の女性たちのブッククラブ 1回目からの気づき

Cさん~Fさんたち4人の1回目のやり取りのふりかえり/発見/再発見を記します。

P5 生活必需品が輸送されてくるということは、スーパーなど物流に関するものは一切ないということ。消費者と生産者の関係性もないということは、ビジネスもない社会なんだね。これはカッシアでもそうだったけど、改めて、そういう社会を想像すると不思議な気がする。競争社会でもないから、より良いモノも逆により悪いモノも開発されず、ただただ同じ日常を繰り返す日々ってどうなんだろう? このコミュニティの人々に取って「生きる」とは?

P6 景観美化係 係っていう表現が小学校みたいでかわいいなと思ったよ

P15 子どもの数が決まってる 衝撃!そして決められた出産母が子どもを産むってことは実子じゃないってことよね。

→ 以上は、『ギヴァー』のコミュニティというか社会を表している根本的な部分だと思います。
確かに、ビジネス的なものが存在するとは思われません。競争を否定していますから。
コミュニティのサイズも産児制限で管理されており、従ってすべての働き手は小学校でするような「係」に任命されて、長老たちが判断してくれた自分に最適な係の仕事をすることになります。
これも、毎年50人×70歳=3500人というコミュニティだからできることです。
逆に言えば、その枠でできないことは最初から除外されている、ということ。


P10 「感情共有」これが必須なのは良いと思う!書かれてないけど、夕飯も家族全員で食べることが規則なのかな?家族間での共有は大事だし、これは規則化しないまでも逆に今の家族にも取り入れた方が良いと思う。忙しくて顔を合わせなくても、感情を共有するためのコミュニケーションはかなり大切☆ ここではお父さんがリリーに相手の立場に立つということを自然と教えていて、これも素晴らしい。

→ 朝食も、夕食も家族全員で食べてコミュニケーションをはかることは確かにいいこと。日本のように規模が大きくなった(そして、時間に追われる)社会においてそれをすることは、とてつもなく難しくなっている。
これも、3500人というコミュニティのサイズが可能にしていること。
大分県姫島村では、できてるかな?


P11 ドウブツ
動物見たことないのかな?いないのかしら!?

→ いないんですね。安眠アイテムとしてしか。
 人間以外の動物を消し去った社会というのは、本当に成り立つのでしょうか?
 『思考する豚』や『エレファントム』をはじめライアル・ワトソンの本を読むと、それは不可能な気がします。
 人間は地球の、宇宙のごくごく一部を占めているにすぎない!


p34 暗い目と明るい目、意味深〜!
リンゴの変化。。。意味深〜!

→ そうなんですね。これは象徴的な現象なんですね。


p40 自慢を禁ずる規則… それ話しあっちゃだめなのねー。自慢じゃなくても 成功談だったり失敗談だったり、聞いて学んだりは重要かと、先人から学ぶ。

→ まったく!! 『ギヴァー』の社会は、あえて停滞を選択しているのでしょうか?

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